こんにちは!周南中央整骨院の古川です。
今回は『熱中症』についてです!
【熱中症・・・危ないのは今⁈】
熱中症といえば真夏の暑い日のイメージですが、気温が高い日ばかりではありません。体が暑さに慣れていない季節の変わり目にも注意が必要なのです!
☀注意!! 熱中症の症状💦💦
⓵めまいや顔のほてり、皮膚の異常!!
めまいや立ちくらみ、顔がほてったり体温が高くて皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いているなどの症状は、熱中症のサインです。
⓶筋肉痛や筋肉のけいれん
『こむら返り』と呼ばれる手足の筋肉がつるような症状が出たり、筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
⓷体のだるさや吐き気
体がぐったりしたり、力が入らない。吐き気や嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。
⓸汗のかきかたがおかしい
拭いても拭いても汗が出る、もしくは全く汗をかいていないなど、汗のかき方に異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
⓹まっすぐ歩けない
体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常がある時には重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
⓺呼びかけに反応しない、水分補給ができない
呼びかけに反応しない、おかしな返答ををするなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、無理やり水分を飲ませることはやめ、すぐに医療機関を受診しましょう。
このように熱中症のサインに気がついたら、日頃から予防・対策を行うことが大切です。
熱中症の予防・対策!!
対策① シーズンを通して、暑さに負けない体作りをする
・水分をこまめに摂る…汗をかいてなくてもこまめに摂りましょう(スポーツドリンクなどが塩分や糖分を含み、吸収が良いです)
・ほどよく塩分を摂る…大量の汗をかくときは特に塩分補給をしましょう。
・睡眠環境を快適に…通気性・吸水性の良い寝具を使ったり、エアコンや扇風機などを適度に使って、寝ている間の熱中症を予防しましょう。
・丈夫な体をつくろう…バランスの良い食事や十分な睡眠をとりましょう。
対策② 日々の中で、暑さに対する工夫をする
・気温と湿度を把握しよう…風通しを良くしたり、扇風機・エアコンなどを使い、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。過度の節電や『このくらいなら大丈夫』と、我慢しないように!
・衣服を工夫しよう…通気性・吸水性・速乾性の良いものを選ぶと良いでしょう。
・日差しを避けよう…日陰を歩いたり、帽子や日傘を使い直射日光を避けましょう。
・冷却グッズを身につけよう…冷却シートやスカーフなどを使いましょう(首元など太い血管が通っているところを冷やすと効率よく体を冷やすことができます)
対策③ 特に注意が必要なシーンでや場所で、暑さから身体を守る行動をとる
炎天下でのスポーツや空調設備の整っていない環境での作業などでは事前に予防することが大切です!
・飲み物を持ち歩こう…いつでも水分補給ができるように
・休憩をこまめにとろう
☆熱中症が疑われるときは、ただ水分を補給するだけではなく、塩分も一緒に補給することが重要です。目安として1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えた食塩水は、自分で気軽に作れるのでおススメです。さらに長時間のスポーツなどで失われた糖分を補い、エネルギーを補給するために砂糖などを加えると水分や塩分の吸収が良くなる上に、疲労回復にもつながるのでより効果的です。
応急処置のポイント✎
Point1 涼しい場所へ移動しましょう
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で近くにそのような場所がない場合は、風当たりの良い日陰に移動し安静にしましょう。
Point 2 衣服を脱がし、身体を冷やして体温を下げましょう
衣服を緩めて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮膚に水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。
Point 3 塩分や水分を補給しましょう
できれば塩分と水分を同時に補給できるスポーツドリンクなどを飲ませてあげましょう。
※嘔吐の症状やでていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性がありますので、無理やり水分を飲ませることはやめましょう。
近年、温暖化現象などにより年々暑さが増しているように思います。
当院でも熱中症は畑作業中や屋外・屋内でのスポーツ練習中、ウォーキング中などにそのような症状が出たという患者様が年々増加しているように思います。
予防や対策をしっかりして、健康的に暑い夏を頑張って乗り切りましょう!!