周南中央整骨院コラム:『気象病』について

こんにちは!周南中央整骨院の古川です。

6月に入りジメジメ蒸し暑い梅雨のシーズンがやってきました😣山口県も例年より早めに梅雨入りしたようです💦

今回はちょうどこの時期に多い、『気象病』についてです。

気象病とは名前の通り気象の変化によって様々な症状が出現したり、体調が崩れる疾患をまとめて呼んでいます。

梅雨の時期の体調不良は『気象病』の1つだとされています。

 

~主な症状~

①古い傷痕の痛み  ②気分の落ち込み  ③腰痛  ④めまい

⑤抑うつ状態  ⑥頭痛  ⑦気管支喘息  ⑧神経痛  ⑨関節痛   などなど

 

このような体調不良の原因には、以下のようなプロセスがあると考えられています。 ※他にも諸説あり

1.気圧の変化☔

『五月晴れ』と言われる高気圧の時期から、梅雨という低気圧に移行していく時期に以下のような症状が現れます!

①内耳のリンパ液のバランスが崩れる

  耳の奥にある内耳にある受容体(感知するもの)が気圧の変化に反応し、リンパ液のバランスを緩やかに崩し続けることで『めまい・頭痛・吐き気』などが現れると言われています。

②ヒスタミンが分泌される

  低気圧の刺激を内耳が感知すると、体内で『ヒスタミン』という物質が分泌されると言われています。『ヒスタミン』の大きな作用として、交感神経を刺激するので、筋肉や関節では血管を収縮させ、気圧の低い場所では血行が悪くなり痛みが出やすくなります😱

 

2.湿度や温度の変化🔃

湿度や温度を感知すると脳に伝えられるのですが、梅雨の時期は特有に温度や湿度変化が大きくなります。元々脳には体内環境を一定し維持する機能(ホメオスタシス)があるため、自律神経が温度や湿度に対して一定にしようとして、交感神経や副交感神経が優位に働いてしまい不調が出やすくなります😖

 

3.日光の刺激の変化

天気が悪く薄暗い日々が続くと、朝になったことを脳が認識しにくくなります。すると、リラックスモードである副交感神経の優位状態が続くため、身体が重く感じられたり、気分が優れないといったことが発生しやすくなるようです。また、長雨で太陽の光を浴びる時間が少なくなると、セロトニンが減り食欲がなくなったり気分が沈む状態(軽いうつ状態)が出ることもあります(;゚Д゚)

このように梅雨の時期は不快な刺激の連続です💦

自律神経が働き調節することで、体を慣らすまでに時間がかかってしまっているのです。

 

交感神経が優位な時の主症状

●肩こり

●関節痛

●頭痛

●体の痛み

 

副交感神経が優位な時の主症状

●体がだるい、重い

●疲れがとれない

●眠気がとれない

●胃腸症状(吐き気、下痢傾向、便秘、腹痛)

 

🌸梅雨の不調を乗り越える対策!🌄

☆室内環境を整える

  最近ではエアコンや除湿器などで快適な環境を作り出すことができます。

  これらの空調機器を適度に利用し快適な温度や湿度を調整することです!

☆規則正しい生活を送る

  不調になり易い人は、自律神経やセロトニンのアンバランスに対して体が順応しにくい状態なのです。日中に活動し夜は十分な睡眠をとる、バランスのとれた食生活をする、適度な運動をすることを心がけ、規則正しい生活を送ることで順応しやすい体の状態を作ることが大切です😀

☑以下のようなタイプの人は要注意です!

□体力のない傾向の人  □運動習慣がない人  夜型生活を続けている人

□平常体温が低めの人  □昼間に出歩く習慣が全くない人  □偏食・小食傾向が強い人

 

体は何とかして高温多湿・時には肌寒いこの時期を乗り切ろうと様々な調整をしています。その調整が上手くいかないのが梅雨の時期の不調の正体です!

子の不調に悩みそうになったら生活習慣の見直しや、適温&適湿度環境下での夜間睡眠時間の確保からまずは実践してみてはいかがでしょうか😌😌